当サイトの内容はすべてフィクションです。

西白根検車区にて

塗装変更の頃 西白根検車区にて

【EE115系1000番台(1988~2022)

 

 JR長新線に転属したJR115系1000番台を、越後急行移行時にそのまま導入したものである。

 導入時は4両10編成の陣容であったが、後年クモハとサハを含む5編成が3両に減車された。

 

1998年頃にそれまでの湘南色からコーポレートカラーへの塗り替えが行われた以外、原形のままである。

 

 最後まで残った4両2編成はATS-P搭載工事を施されず、主に万代~東三条間の快速に使用されたが、2022年にEE185系に置き換えられて廃車となった。 



西白根検車区にて

【EE115系500番台(2002~2022)

 

 JR115系500番台を3編成導入したものである。これは三条連絡線用として運用していた105系の置換え、またEE115系1000番台への増結が目的であった。運用開始時にコーポレートカラーへの塗り替えが行われた以外、原形のままである。

 

 長新線のEE115系が4+3の7両編成運用中心になると、次第に運用の幅を狭めていくが、2012年にEE124系が導入されると、うち二編成がこれの併結専用車に抜擢された。 


西白根検車区にて

 2010年に開業20周年記念としてEE115系500番台が新塗装化されたが、不評のため当一編成のみに留まり、数年で標準色に変更された。ときをイメージしたカラーリングであったが、やや不気味であった。


西白根検車区にて

 2018年頃より新潟駅に乗り入れ可能な一部の編成(ATS-P搭載)を対象に、新標準色への変更が行われた。これはJR新潟エリアの115系が次々に塗装変更された為、誤乗防止のため側面に越後急行のロゴを掲出するのが目的であった。当初は赤地に白抜きで大型のロゴデザインであったが、優等列車と誤乗する事例があった事から、のちに白字に赤文字の控えめなデザインへ変更された。当形式はEE124系と併結する2編成が対象となったが、後述のイベントカラーに2年ほどで再度塗装変更された。


黄帯編成 西白根検車区にて

朱鷺帯編成 西白根検車区にて

 2020年にはイベントカラー(第一次)として黄色帯と朱鷺色帯に塗り替えられた。越後急行からの公式なアナウンスはあくまで「イベントカラー」であり、E4系への言及は一切行われていないが、塗分けは完全にE4系そのものであった。そのため一般には「マックス塗装」と呼ばれていた。なおE4用の塗料を流用したとの話があるが、これは全くの誤りである。


西白根検車区にて

同時期、三条連絡線用の一編成は湘南色に塗装された。


EE124系・EE115系500番台(A編成)・EE115系500番台(B編成)西白根検車区にて

EE115系500番台(A編成)西白根検車区にて

EE115系500番台(B編成)西白根検車区にて

 2021年にはEE124系もイベントカラー化され、編成の外観を整えるため、黄編成と朱鷺編成から、A編成とB編成のパターン(第二次イベントカラー)に塗装変更された。EE124系との連結側の塗装パターンを揃えるため、編成の前後で塗分けを変える必要があった。それにより編成としての塗装が揃う事になった。

 これは当時話題となり、E4系が引退した2021年秋以降も継続して運用されていたが、JR新潟地区での115系運用終了に伴い、EE115系も置換えの対象となった。これにより越後急行からは2両編成が消滅し、三条連絡線はJR弥彦線の車両が乗り入れる事となった。

 

 2022年春に廃車となり、EE124系2両と連結した状態で西白根検車区内に留置されている。



イベントカラーのEE124系 西白根検車区にて

【EE124系】(2012~)

 

 廃車となったJRサロ124系を二両導入したものである。先述の通り着席サービス向上を目的として一般席として開放されていた。

 一般席のため車掌室は撤去され座席が増設されたが、窓はオリジナルの小型のままである。

 

 乗り心地も良く利用客からは概ね好評であったが、各駅停車としては乗降に時間がかかるため度々遅延の原因となり、快速としてはホーム長の関係で万代線に乗り入れる事ができず(EE115系500番台と連結すると最短でも5両編成となるため)、また線内運用に限定される事から、次第に使い勝手の悪い車両となってしまった。

 折り返し駅での清掃等は行われていなかったため、車内のごみや汚れが問題になった。また乗務員の目が届きにくい事から、防犯カメラが設置された。

 

 導入時に湘南色の帯は剥がされ、コーポレートカラーのテープを貼り付けて運用を続けていたが、2021年に連結相手のEE115系500番台に併せ、イベントカラー(通称マックス塗装)にラッピングされた。

 

 2022年にEE115系列が引退するのに伴い運用離脱した。現在は連結相手がいないため休車状態である。廃車となったEE115系500番台2組と連結した状態で西白根検車区内に留置されている。