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鶴見モノレール(第三セクター)


概要

 

鶴見区臨海部の末広町より鶴見駅を経てトレッサ横浜へ至る営業距離8.6kmの懸垂式モノレール路線。池急が出資した第三セクター鉄道である。バス主体であった寺尾地区から各鉄道路線へのアクセスを目的として建設された。

 

運行は一体で駅などに記載もないが、鶴見駅西口以西が寺尾線、以東が臨海線である。

  

鶴見から寺尾地区は起伏の多い地域で新交通システムが最適とされ、湘南モノレールで実績のあった懸垂式が採用された。

 

東寺尾での池急線への乗り換えが地形上不便であり、大多数の乗客が鶴見駅(JRと京急)を利用する事から、池急の利用客促進の面は薄れ、専ら地域サービスの路線となっている。

 



路線

 

1975年に鶴見駅西口 - 獅子ヶ谷間2.9kmが開通し、長年地域輸送を担ってきたが、2005年に大学輸送と車庫拡大・移設のため臨海部の末広町まで4.5km延伸。当時の車庫は終点の獅子ヶ谷駅からの延長線上にあったが、全4編成の収容車両で限界だった事、また2008年のトレッサ横浜開業に合わせてこの線を1.2km延伸する計画となったため、車庫は土地の確保できる末広町付近に設けることとなった。

 

鶴見駅西口以西と弁天橋以南は単線で、途中の北寺尾、東寺尾、寺谷、獅子ヶ谷、横浜市立大駅が交換駅となっている。

 

 池急線とは東寺尾駅で連絡しているが、地下駅の池急線に対して眼鏡橋上空を通過するモノレール線は乗換えが不便なため、鶴見駅、京急鶴見駅への利用者が圧倒的に多い。

 

獅子ヶ谷は開通時より一面一線であったが、延伸時に一面二線に拡張された。鶴見駅西口以西は直下の85号線、鶴見獅子ヶ谷通り、大田神奈川線の道幅限界のため全線単線のままである。

 

鶴見駅西口以東は出資規模の拡大、また直下の東口中央通り、潮風大通りの道幅が広い事もあり、複線で建設された。ただし弁天橋駅から小野町付近のみ道路幅が狭いため、また横浜市立大駅から末広町駅間は入出庫がメインのため単線で建設されている。

 

トレッサ横浜より綱島、日吉方面への延伸要望は多いが、現在計画されていない。



データ

 

営業キロ(鶴見駅西口起点)

トレッサ横浜 0.6

二ッ池 0.6

獅子ヶ谷 0.65

北寺尾 0.45

三ッ池口 0.4

東寺尾 0.65

中台 0.4

寺谷 0.35

鶴見駅西口 0.0

京急鶴見駅前 0.5

潮鶴橋 0.8

仲通り 0.45

弁天橋 0.65

横浜市立大 1.1

末広町 1.0



車両


100形(1975~1995)

 

鶴見駅東口~獅子ヶ谷間開通時の車両。2両1組の編成であるが、将来的に2組連結した4両編成を想定していた。湘南モノレール300形をベースとした車両であるが、車体長は11.5mと短く裾のしぼりもなかった。全4編成で運用されていた。

 

登場時はアルミ無塗装であったが、その後編成毎に赤、青、黄、緑のカラーフィルムが貼られた。200形に置き換えられる形で、1995年までに全車廃車となった。


200形(1994~2014)

非冷房で老朽化した100形を置き換える為に1994年に冷房付きで登場した。全4編成。


300形(2005~2014)

末広町延伸時に増発を目的として新製された。全5編成。延伸用で長期運用を想定していないため、非常に簡易な仕様となっていた。


400形(2014~)

200形と300形の置換え用として2014年に登場した。鶴見モノレールでは初の4両編成。全9編成。