当サイトの内容はすべてフィクションです。

2023/10/29開設


車両設定について

※以下は東京郊外電鉄の車両制作にあたり目黒車輌が独自に考察したものであり、元サイト「鉄道空想家のノート」の公認ではなく、またこの内容の反映を要望する目的で記載するものではありません。

いつも架空鉄道やその車両を考えるにあたって、特に興味の対象となるのがその路線の車両総数に対する各形式の割合です。駅で次々にやってくる異なった形式の車両たち。各形式がどの程度の頻度でやってくるのか。駅で電車を待つ楽しみの一つです。

 

現在、東京郊外電鉄のサイト(鉄道空想家のノート)には5形式(うち1形式は試作車)が紹介されています。また歴史、それぞれの車両の登場時期、編成両数、一部の時刻表などが記されています。そこから情報を読み取り、各車両について目黒車輌なりにまとめてみましたのでご紹介します。


車両公式データ

 

1000系 1954年登場 18m級 両開き扉 鋼製車 カルダン駆動 2両固定MM'ユニット 塗装は黄色一色 ステンレス試作編成あり

2000系 1963年登場 18m級 4両固定cTMMTcユニット ステンレスカー

3000系 1974年登場 20m級 6両固定 チョッパ制御

4000系 1991年登場 VVVF制御

(元サイト:鉄道空想家のノートより抜粋)


編成総数について

 

他の架鉄さんでは線形や駅間距離、車両性能から詳細な所要時間を割り出している方もおられますが、私にはそこまで知識がありませんので、公式サイトに掲載されている日中の時刻表から、おおよその必要編成本数(車両数ではない)を簡易的に割り出してみました。

 

・時期:2000年代初頭

・日中本数:豊玉線 10分毎(各停・快速それぞれ)/葛飾線 10分毎(各停のみ・土休日のみ快速)

・朝夕本数:豊玉線 2~3分毎(各停のみ)/葛飾線 5分毎(各停のみ)

 

朝夕ラッシュ時のダイヤ、快速運転については明記されていませんでしたので、各停のみとしました。また葛飾線については快速運転あり(快速分を単純増)前提としました。

 

・日中の必要編成数:40編成

・朝夕の必要編成数:70編成

 

東京近郊を縦断する路線としての参考イメージは井の頭線、南武線あたり。井の頭線は路線距離12.7kmに対し29編成、南武線は35.5kmに対し36編成。立川側で本数の減っていく南武線より、吉祥寺まで大半が走破する井の頭線の方が近しいかもしれません。


路線の変遷について

 

公式サイトの年表より、車両に関わると思われるものを以下抜粋しました。

 

1954 開業 豊玉線の二子玉川園~上板橋が開通 1000系登場 東武東上線の池袋まで乗入れ開始

1955 豊玉線の上板橋~大師前延伸 大師前より東武大師線の西新井まで乗入れ開始

1958 葛飾線の小岩~今井橋が部分開通 豊玉線より東急大井町線の大井町まで乗入れ開始 豊玉線4両化開始

1960 葛飾線の小岩~西新井延伸 豊玉線と繋がる

1961 葛飾線の今井橋~浦安延伸

1963 2000系登場 東急大井町線への乗入れ終了

1966 東急田園都市線の鷺沼まで乗入れ開始

1968 葛飾線4両化開始

1972 快速運転開始

1974 3000系登場

1977 豊玉線6両化開始

1979 東急田園都市線への乗入れ終了

1983 東武東上線への乗入れ終了

1986 葛飾線の浦安~南浦安延伸

1988 葛飾線の南浦安~舞浜延伸

1991 4000系登場

 (元サイト:鉄道空想家のノートより抜粋)

おおよその増備時期はここから割り出せるのではないかと思います。


各形式の登場、増備時期について

 

1000系

1954年の開業に併せて登場。まずは10編成20両でスタートとします。1957年にかけてさらに8編成が追加されます。

1958年には葛飾線が部分開業しますが、豊玉線とは繋がっていないので、孤島状態で1959年にかけて8編成16両を投入し運用。1960年に両者の路線が繋がり、1961年までにさらに3編成が追加。次世代の形式を見越したステンレス試作車編成(4両編成)が最後に投入され、ここで全30編成62両が出そろいます。1958年から始まっていた4両化により、結果的に4両15編成+2両1編成となります。全車非冷房でしたが最終のステンレス試作車編成のみ1980年代に冷房改造されました。

1983年から1990年までに3500系に置き換えられて非冷房車のまま廃車となりました。廃車の期間には頻繁に連結が組み替えられ、6両編成の運用にも充てられていました。

 

《一次車》豊玉線開業用

1001-1051(1954-1983)

1002-1052(1954-1983)

1003-1053(1954-1983)

1004-1054(1954-1983)

1005-1055(1954-1984)

1006-1056(1954-1984)

1007-1057(1954-1984)

1008-1058(1954-1984)

1009-1059(1954-1985)

1010-1060(1954-1985)

1011-1061(1955-1985)

1012-1062(1955-1985)

1013-1063(1955-1986)

1014-1064(1955-1986)

1015-1065(1955-1986)

1016-1066(1955-1986)

1017-1067(1955-1987)

1018-1068(1955-1987)

《二次車》葛飾線部分開業用

1019-1069(1958-1987)

1020-1070(1958-1987)

1021-1071(1958-1988)

1022-1072(1958-1988)

1023-1073(1960-1988)

1024-1074(1960-1988)

1025-1075(1960-1989)

1026-1076(1960-1989)

《三次車》4両化による不足分増備

1027-1077(1961-1989)

1028-1078(1961-1989)

1029-1079(1961-1990)

《ステンレス試作車》

1090-1190-1290-1390(1961-1990)→冷房化

 

2000系

1963年からは1000系4両化による編成不足と増発を補うためセミステンレス構造の2000系が登場します。1970年までに24編成96両が増備されます。こちらも非冷房で登場しましたが、1980年代に冷房化改造を受けました。

1991年に4000系が登場するとこれに置き換えられ、1998年までに全車廃車となりました。

 

《一次車》

2001-2101-2201-2301(1963-1990)→冷房化

2002-2102-2202-2302(1963-1991)→冷房化

2003-2103-2203-2303(1963-1991)→冷房化

2004-2104-2204-2304(1963-1995)→冷房化

《二次車》

2005-2105-2205-2305(1966-1996)→冷房化

2006-2106-2206-2306(1966-1996)→冷房化

2007-2107-2207-2307(1966-1996)→冷房化

2008-2108-2208-2308(1966-1996)→冷房化

2009-2109-2209-2309(1967-1996)→冷房化

2010-2110-2210-2310(1967-1996)→冷房化

2011-2111-2211-2311(1967-1996)→冷房化

2012-2112-2212-2312(1967-1996)→冷房化

2013-2113-2213-2313(1968-1997)→冷房化

2014-2114-2214-2314(1968-1997)→冷房化

2015-2115-2215-2315(1968-1997)→冷房化

2016-2116-2216-2316(1968-1997)→冷房化

2017-2117-2217-2317(1969-1997)→冷房化

2018-2118-2218-2318(1969-1997)→冷房化

2019-2119-2219-2319(1969-1997)→冷房化

2020-2120-2220-2320(1969-1997)→冷房化

2021-2121-2221-2321(1970-1998)→冷房化

2022-2122-2222-2322(1970-1998)→冷房化

2023-2123-2223-2323(1970-1998)→冷房化

2024-2124-2224-2324(1970-1998)→冷房化

 

3000系(3500系)

輸送需要の増え続ける豊玉線の大型化のため1974年に登場しました。郊外線初のオールステンレス20級車体となり、登場時より冷房装置を装備。また東武線への乗入れのため高運転台となっています。登場時は4両編成でしたが後に全編成が6両化されています。1983年までに16編成96両が増備されました。1983年からは乗入れを考慮していないマイナーチェンジ車の500番台(3500系)が登場し、1000系を置き換え始めました。500番台車は1990年まで増備が続き、最終的に22編成132両の大所帯となりました。2014年からは廃車が始まり、5年後の2019年に0番台車は全廃となりました。

 

《一次車》

3001-3101-3201-3151-3251-3051(1974-2014)※斜体は三次車

3002-3102-3202-3152-3252-3052(1974-2014)※斜体は三次車

3003-3103-3203-3153-3253-3053(1976-2015)※斜体は三次車

3004-3104-3204-3154-3254-3054(1976-2015)※斜体は三次車

《二次車》

3005-3105-3205-3155-3255-3055(1978-2016)

3006-3106-3206-3156-3256-3056(1978-2016)

3007-3107-3207-3157-3257-3057(1979-2017)

3008-3108-3208-3158-3258-3058(1979-2017)

3009-3109-3209-3159-3259-3059(1980-2018)

3010-3110-3210-3160-3260-3060(1980-2018)

《三次車》(以降軽量車体)

3011-3111-3211-3161-3261-3061(1981-2019)

3012-3112-3212-3162-3262-3062(1981-2019)

3013-3113-3213-3163-3263-3063(1982-2019)

3014-3114-3214-3164-3264-3064(1982-2019)

3015-3115-3215-3165-3265-3065(1983-2019)

3016-3116-3216-3166-3266-3066(1983-2019)

《四次車》

3501-3601-3701-3651-3751-3551(1983-)

3502-3602-3702-3652-3752-3552(1983-)

3503-3603-3703-3653-3753-3553(1984-)

3504-3604-3704-3654-3754-3554(1984-)

3505-3605-3705-3655-3755-3555(1985-)

3506-3606-3706-3656-3756-3556(1985-)

3507-3607-3707-3657-3757-3557(1985-)

3508-3608-3708-3658-3758-3558(1985-)

3509-3609-3709-3659-3759-3559(1985-)

3510-3610-3710-3660-3760-3560(1985-)

3511-3611-3711-3661-3761-3561(1986-)

3512-3612-3712-3662-3762-3562(1986-)

《五次車》葛飾線延伸による増便用

3513-3613-3713-3663-3763-3563(1987-)

3514-3614-3714-3664-3764-3564(1987-)

3515-3615-3715-3665-3765-3565(1987-)

3516-3616-3716-3666-3766-3566(1987-)

3517-3617-3717-3667-3767-3567(1987-)

3518-3618-3718-3668-3768-3568(1987-)

3519-3619-3719-3669-3769-3569(1988-)

3520-3620-3720-3670-3770-3570(1988-)

3521-3621-3721-3671-3771-3571(1989-)

3522-3622-3722-3672-3772-3572(1989-)

 

4000系

長期にわたる置換え=増備により新規投入にも関わらず3000系(3500系)の設計の古さが目立つようになり、モデルチェンジを行ったのが当4000系です。同時期に新製されていた国鉄(JR)205系、東急9000系とは共通の設計が見られます。まず1000系最後のステンレス試作車らを置き換えた後、5編成目からマイナーチェンジを行い側面の印象が変わりました。その後は2000系の置換えとして増備が進み、2000年までに32編成192両が出そろいます。1999年に2000系を全て置き換え、郊外線の完全大型化が完了となりました。

 

《初期車》

4001-4101-4201-4151-4251-4051(1991-)

4002-4102-4202-4152-4252-4052(1991-)

4003-4103-4203-4153-4253-4053(1992-)

4004-4104-4204-4154-4254-4054(1992-)

《量産車》

4005-4105-4205-4155-4255-4055(1996-)

4006-4106-4206-4156-4256-4056(1997-)

4007-4107-4207-4157-4257-4057(1997-)

4008-4108-4208-4158-4258-4058(1997-)

4009-4109-4209-4159-4259-4059(1997-)

4010-4110-4210-4160-4260-4060(1997-)

4011-4111-4211-4161-4261-4061(1997-)

4012-4112-4212-4162-4262-4062(1997-)

4013-4113-4213-4163-4263-4063(1997-)

4014-4114-4214-4164-4264-4064(1998-)

4015-4115-4215-4165-4265-4065(1998-)

4016-4116-4216-4166-4266-4066(1998-)

4017-4117-4217-4167-4267-4067(1998-)

4018-4118-4218-4168-4268-4068(1998-)

4019-4119-4219-4169-4269-4069(1998-)

4020-4120-4220-4170-4270-4070(1998-)

4021-4121-4221-4171-4271-4071(1998-)

4022-4122-4222-4172-4272-4072(1999-)

4023-4123-4223-4173-4273-4073(1999-)

4024-4124-4224-4174-4274-4074(1999-)

4025-4125-4225-4175-4275-4075(1999-)

4026-4126-4226-4176-4276-4076(1999-)

4027-4127-4227-4177-4277-4077(1999-)

4028-4128-4228-4178-4278-4078(1999-)

4029-4129-4229-4179-4279-4079(1999-)

4030-4130-4230-4180-4280-4080(2000-)

4031-4131-4231-4181-4281-4081(2000-)

4032-4132-4232-4182-4282-4082(2000-)

 

4500系

4000系による2000系の置換えが終了し、郊外線の大型化が完了してから16年。この間新造は3編成のみで廃車もなく大きな動きはありませんでしたが、初期車の車齢が40年となる3000系の置換え用として2015年に4500系が登場しました。4000系とは大幅に設計が変わりました。増備は10編成60両までとなり、2019年に5000系に切り替わりました。

 

4501-4601-4701-4651-4751-4551(2015-)

4502-4602-4702-4652-4752-4552(2015-)

4503-4603-4703-4653-4753-4553(2015-)

4504-4604-4704-4654-4754-4554(2016-)

4505-4605-4705-4655-4755-4555(2016-)

4506-4606-4706-4656-4756-4556(2016-)

4507-4607-4707-4657-4757-4557(2017-)

4508-4608-4708-4658-4758-4558(2017-)

4509-4609-4709-4659-4759-4559(2018-)

4510-4610-4710-4660-4760-4560(2018-)

 

5000系

残りの3000系を置き換える為、2019年に6編成36両が登場しました。これにより3000系0番台は全廃となりました。

 

5001-5101-5201-5151-5251-5051(2019-)

5002-5102-5202-5152-5252-5052(2019-)

5003-5103-5203-5153-5253-5053(2019-)

5004-5104-5204-5154-5254-5054(2019-)

5005-5105-5205-5155-5255-5055(2019-)

5006-5106-5206-5156-5256-5056(2019-)